働き方セミナー~時代はどう変化していくか~
オンラインセミナーも、もうすっかり当たり前になってきましたね。日常化してきたオンラインセミナーで、先日「働き方セミナー」を開催しました。講師は、元大手企業で企画開発などをされていた方です。
今日は、このセミナーの概要をまとめてみます。
「常に先を読む」~海外と関りを持つ重要性について~
◇人口動態と経済動向で読む「先」
「先」とは、数年先のことではなく、30~50年先を、人口動態と経済動態、コンドラチェフサイクルから、社会背景の周期的な変化から起こる、パラダイムシフトを理解します。日本は周知のとおり人口減少の一途を辿っているので、経済規模はどんどん縮小していきます。すでに、終身雇用はもう終末を迎えつつありますし、老後資金は不足しているので、自分で資産形成をする必要性がどんどん高まっています。
◇グローバルを意識する必要性
日本国内の需要は先細りで、国内だけでビジネスを拡大させる(というより維持も?)難しいので、海外にビジネスを展開していく事を視野に入れておくことが大切です。国内では一番多い世代は「団塊世代」ですが、アメリカは「ミレニアム世代」ですので、単純に比較してもビジネスの成長が見えやすいですよね。ただ、日本は島国なので、どうしても「海外進出」はハードルが高く感じます。なので、海外進出を視野に入れずにビジネス展開を考える人が多いですが、30年以上先を見るなら、避けては通れないことになります。
◇「普通でいい」は危険
竹中平蔵元内閣府特命担当大臣が「普通とは、楽だが沈んでいく事だと理解すること。可処分所得がどんどん減り、生活水準が下っていくことを意味する」と言っていました。「普通でいいから」と、将来に目を向けて何の手も打たずにいることは、今、自分が考えている「普通」すら維持できなくなっていく、とても危険な考えと言えます。生き残るためのキーワードは「グローバル化」と「デジタル化」である、とのことです。
◇テクノロジーの進化はスピードアップする
30年後を考えるには、今を捉え、今を捉えるには過去を遡ります。5年前の2015年はテクノロジー元年と言われていますが、この年はドローン、AI、3Dプリンタなどが次々に出てきました。その10年前の2005年はスマートフォン、YouTube、twitter、facebookが、その10年前の1995年はSuica、携帯電話、インターネットが、さらにその10年前はデジカメ、パソコン、ショルダーフォンなどが誕生しました。これを見ても分かるように、進化のスピードはどんどん速くなっています。つまり、これまでの30年と、この先の30年の進化はスピードが全然違ってきます。
◇パラダイムシフトの渦中にある、今
堀江貴文さんが、その変化について「カヌーの時代からラフティングの時代へ」と言っていました。つまり、より変化に富み急流を下るような速さになっていくという事ですよね。その変化に柔軟に対応することと、その変化に耐えられる自分になっておくことが大事だと感じます。
特に、今年は思いもよらぬコロナ禍に見舞われ、withコロナ時代を生き抜かねばならなくなりました。30年先どころか、今を生き抜く事すら難しくなってしまったのですが、これを、チャンスと捉えるか、危機と捉えるかは自分次第です。
◇感想◇
過去の変化から未来を予測して、今の自分は未来に向けて何を考え、何をしたらいいのか、具体的にイメージしやすい内容になっていたのではないでしょうか。
危機感を持つことと、ただ危機を持つだけの状態は違います。ですが、こういう時に、ポジティブにチャンスと捉えられる人間になれるかどうかは、普段どんな人たちと関わっているか、ということは結構大事なんじゃないかと思いました。
僕がこういう勉強会を立ち上げた理由もそうですが、限られた人間関係に収まるのではなく、もっと色んなことに精通していたり、独立、起業を考えていたり、将来を真剣に考えて勉強をしていたりする人たちと関わっていると、何よりも僕が楽しいし、こういう時期でも、できない事を嘆くのではなく、できることを楽しめる仲間でいられるからです。
一言で、時代の変化や働き方を考えると言っても、大事なことは分かっていても、ピンと来ない人の方が多いと思います。ですが、自分の人生、最後まで楽しく生きたい!と思っていて、そのために具体的な準備を始めているかどうか、というだけの事ではないのでしょうか。
僕は、死ぬまでパートナーな友達と楽しく生きたいです。
あなたは、どうですか…?
※このセミナーは定期的に開催しています。少しでも、自分の未来と人生について
考える人が増えてくれたらいいなと思います。